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Lovesickness.

あ、こんにちは。ようこそ!思徒の只の腐女子の雑談部屋に!!(笑 主にジャンプ系の話ばっかしてます。 一応背後にご注意あれ!
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芦屋様サイト移転記念!遅くなってごめんよ。。



テスラ視点。


+軽いですが性描写が有ります。
大丈夫な人だけどうぞ!↓



ちょっとした快感を与えられる度、 ここは地獄だと確信した。



・・・The was seduced by his honeyed words・・・



“虚夜宮”
 つい最近虚圏に現れた藍染一行が創り出した巨大な城である。
その造りといい、城の周りに漂う殺気のせいか、一般の虚が城の前に立つ・・・否、一定の範囲に入ってしまうと、一瞬で砂と化してしまうだろう。

カツン・・・カツン・・・―
本宮の廊下に響く、足音。
その音は二重に響き、静かで広く長い廊下で木霊している。
歩いているのは、僕と、ノイトラ様だ。
“カツン・・・”という音は表し間違いかもしれない。ノイトラ様の足音は僕より速く、コツンと、でも言った所だろうか。
僕は規則正しく(自分で言うのも難だが)ノイトラ様の少し後をゆっくりと歩き続けていた。
面白くも、何ともないこの日常の1ページのような時間だけれど、僕にとってはノイトラ様と2人で居られる貴重な時間。
顔には出していないが、心は晴れやかだ。
そんな僕とは対極に、ノイトラ様は機嫌が良さそうだ。

きっと、彼に逢いにゆくから。

・・・それくらい、一人で逢いに行けばいいじゃないかと思う反面、この人を一人にして大丈夫なのかという、不安もあるのだ。
そういう考えで僕は何時も心の中で葛藤しているのだ。
・・・なのに、この人はというと、

                            「行くぞ、テスラ 」

と笑顔で言ってくるんだから、・・・言えない。逆らう訳が無い。
僕はノイトラ様を尊い、慕い、崇めて、称えているのだ。
それに、ノイトラ様が、彼に逢う時にしか見えない笑顔まで有る。
どうやって、拒めというのだ。

そして、今に至る。

・・・嗚呼、来てしまった。

彼、ザエルアポロの宮の前に・・・――



                                ☆



カチャ・・・
ザエルアポロの持っていたカップが机に置かれる。

「やぁ、ノイトラ。よく来てくれたね。」

「・・・よぉ、アポロ。・・・ぁあ゛ん?おっ前まだ研究してんのかよ。」

「いけない?僕の趣味みたいなもんだよ。・・・ま、暇人の君には解らないだろう。」

「・・・っなっ てめっ 「従属官を連れてくるような者が、暇人じゃなかったらなんなんだい?」

じっ・・・と、ザエルアポロは僕を睨む。
沈黙が降り注ぐ・・・かと思いきや、すぐに素っ頓狂な声が部屋の中で静かに響いた。

「はァ?テスラは俺のなんだから、お前には関係ねェだろ?」

目を見開いて、言葉も無く、僕はノイトラ様だけを視界に入れた。
その視線に気付いたのか、ノイトラ様が口角を上げて僕を見た。
忽ち僕の顔は紅色に染まっていった。

・・・そう・・・?

僕は顔を紅く染めたまま、ザエルアポロを見ると彼は僕を面白く無さそうに見ていた。低く、怒りを込めた声で言った為か、ノイトラ様が焦り始めている。
(無言で怯えていると言ってもいいほど。)

「まぁ、僕には一切関係無いからいいけどね。・・・あ、そうだ君。」

ザエルアポロは僕を指差し、言った。

「早く此処から消えてくれないか?・・・君が居るだけで、部屋の空気が穢れているようだ・・・。
さぁ、早く、・・・出て行け。従属官如きが十刃の僕に逆らわないだろう・・・?」

「・・・っ・・・!・・・分かり、ました。失礼します。ザエルアポロ・・・様、ノイトラ様」

「・・・クフフ・・・」

ザエルアポロの奇異な笑い声が、微かに聞こえ、耳から離れまいとする。
僕は俯き加減でノイトラ様の前へ行き、一礼して扉を目指す。
扉の前へ行き、自動的に開く扉に少し近づこうとした時・・・


ガタッ・・・―


物音が背後から微かに聞こえ、響いた。
振り向こうと少し目線を後ろにしようとすると・・・

「・・・っ ぁっ・・・ア・・・ポロッ・・・!」

「何?ノイトラ」

甘美な声とは逆に冷たい声が答えを待っている。僕はまだ、振り向かない。


―・・・否、振り向けない・・・。






“さぁ、早く、・・・出て行け。”




ザエルアポロが僕に吐いたその言葉を、僕は頭の中で反芻して、気付いた。

嗚呼彼は―――・・・ザエルアポロはこれを望んでいたのだ。

僕が抱いているノイトラ様への想いも気付いているのだろう。

だから態と(否、何時ものことなのだが。)嫌味を言って。

僕は人より負けず嫌いの方だ。・・・それが、仇となった。


「ふっ・・・んんっ・・・っ!」

「躾が為っていなかったようだね。・・・今日はちゃんと、してあげよう」

ザエルアポロの視線がこっちへ向いた気がして、その拍子で僕は2人を見てしまった。

其処には今まさに犯されているノイトラ様が、理性を飛ばして懸命にザエルアポロの下で喘いでいた。
・・・怒りよりも、不思議な感覚が僕を包み込む。
ノイトラ様の甘美な喘ぎ声で、自身が熱を帯びてきていることが分かった。

「 ・・・くぅっ・・・はぁあ・・・っ ! ふぁっ・・・あぁぁっ・・・!!」

身を曲げて、快楽から逃れようとするが、ザエルアポロが其れを許す筈が無い。






ちょっとした快感を与えられる度、 ここは地獄だと確信した。

・・・だが、ふと思うんだ。こんな地獄でも・・・、いいと。

貴方の乱れる姿を見るのが罪なら、僕を罰して下さい。



勿論 、 貴方の刃で 。





           -end-



 いつも仲良くしている芦屋様・・・遅くなってすいません・・・っ
この作品は、ブログからサイト移転しました、芦屋様に奉げますっ!
何時も済まんね、ホントに・・・!!!(感涙)
嫁(笑)に行ったこの子(作品)を宜しくたのんます。
駄文の数々ですが、喜んでくれましたら嬉しいですw
でわでわ。


・・・っていうかうちのノイトラ様 超がつく天然ツンデレっ子だ・・・。
そして微妙に優しい・・・!!(おおぅ。)

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無題
おー!ありがとう!!
なんかHNが一緒だから変な感じ(笑)
挿絵頑張ります…!(←色んな意味で)
芦屋 2007/10/04(Thu)22:19:57 編集
頑張れ~(笑
テスラ!楽しみ!(笑。
ってかホント遅くなってごめんね・・・!!(泣
芦屋 思徒 2007/10/05(Fri)16:47:53 編集
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HN:
芦屋 思徒
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1992/11/08
職業:
田舎の中学生。。
趣味:
(夢)小説を読んだり書いたり絵ぇ書いたり貰ったり、音楽はJ-POPが主ですが実は何でもイケる。
自己紹介:
今頃ですけど私・・・、片目眼帯すきだなって。思いました。呆れるほどにだいすきだなって。
長髪(今まで気付かなかったけど)もすきなようです。
私って私のことちゃんと解ってなかったみたいです。駄目だなぁ、なんて。
ちょっとしんみりした気持ちなのは、・・・アレですよ。
・・・今日数学が、テストが、・・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・!!!!(泣)
季節の節目(?)ってことでブログも新装しました。
カウンターも付けてみたんですよーッわーッ!!(何
テスラが格好良く描けるようになりたいです。それが今の、一応、一番の願い。
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